「宅録ナレーターとして活動したい!」
そう考えたとき、まずはクラウドソーシングで案件を探す方が多いかと思います。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ など
ただ、「宅録ナレーター案件がなかなか獲得できない」と悩む方も。
「実績がなくて、なかなか案件に受からない」というご相談もいただきます。
クラウドソーシングで宅録ナレーター案件が獲得できない理由について、詳しく解説してみました。
あなたの宅録ナレーター活動の参考にしてみてくださいね。
クラウドソーシングで宅録ナレーター案件が獲得できない理由
クラウドソーシングで、宅録ナレーターの案件が獲得できない理由は、主にこちらです。
- 宅録したナレーションの音質がよくない
- 宅録ナレーターとして実力不足
- プロフィールが魅力的じゃない
- クライアントの求めるナレーション表現、声質ではない
- クライアントの求める条件と合わない
当たり前といえば、当たり前のことばかりですね(笑)
ただ、選ばれないからには、これらの内のどれか、あるいは複数当てはまっているはず。
うわ〜ん!認めたくないよ〜!
気持ちもわかる!!
でも前に進むために、現実を見ていこう!
自分が選ばれなかった理由をしっかり認識して、改善していく必要があります。
ひとつずつ解説していきますね。
宅録したナレーションの音質がよくない
まずはシンプルに「宅録での音質がよくない」という場合ですね。
- ノイズが多い(環境音、リップノイズなど)
- 吹いてしまっている(ポップノイズ)
- 声が割れている
- 声が反響している
- 音が遠い、こもっている など
実際に「ノイズがひどくてダメ」と断られた、というお話も耳にします。
ボイスサンプルでの音質がよくないと、やはり選ばれづらいもの。
じゃあ、ボイスサンプルだけスタジオで録音しようかな!
ちょっと待った!
気持ちはわかるけど、それはNGだよ!
実際に納品する音質と違ってはいけないので、宅録した音源でボイスサンプルを作りましょう。
宅録とは・・・ノイズとの戦いです!(笑)
ひと言に「宅録」と言っても、自宅や周辺環境は千差万別なので、自分なりの対策をトライアンドエラーで試す必要があります。
- 自宅環境に合った機材を使う
- 収録にあった場所を探す(クローゼットなど)
- ノイズ対策をがんばる
- ポップガード
- リフレクションフィルター
- 音声編集でノイズ除去する など
宅録ではまず「いかにノイズの少ない音を録るか」が大切です。
「ノイズが入ったって、音声編集ソフトで取り除けばいいや〜」という考えは捨てましょうね。
宅録ナレーターとして実力不足
実は意外と多いのが、宅録ナレーターとして「実力不足」なのだということ。
ナレーションの基礎が身についていなくて、素人っぽいのですね。
- 滑舌が悪い、舌足らず
- 発声が不安定
- アクセントが間違っている
- ナレーションが不自然、棒読み
- やたら切る箇所が多い
- 読み方がたどたどしい
- 演技がうまくない など
私たちは、普段からプロのナレーションをたくさん耳にしています。
そのため、無意識のうちに耳が肥えています。
未熟なナレーションを聴くと、具体的に指摘できなくても「なんか・・・うまくないな」と違和感があるのですね。
ナレーションというのは「声質」だけではありません。
- ナレーションの内容をしっかり理解して
- クライアントの意図を正確にくみとって
- 聴き取りやすい滑舌で
- 適切な表現ができる
ということが求められます。
素人だけど、これからがんばりまーす!
前向きな行動力そのものは、とってもいいんです!
ただ、自分がクライアントなら、そういう人にお金を払って頼みたいですか?
同じ金額を支払うなら、少しでもうまい人に頼みたい。
私ならそう思います。
クラウドソーシングでも「全くの素人」のままではちょっと大変かも?
もちろん「やりたい!」という気持ちだけで、スタートしてもOKです。
ただ、副業としてお金をいただくには、そこそこの知識や実力が必要になることは覚えておいてくださいね。
プロフィールが魅力的じゃない
「プロフィールが魅力的ではない」ために選ばれない事もあります。
プロフィール=履歴書(職務経歴書)なのですよね。
- ボイスサンプルがない、またはわかりづらい
- あなたの強みが見えない
- 本人確認してない
- アイコン画像がない、または微妙
- 名前がふざけている
- プロフィールの記載が雑 など
確かに…!これでは信頼しづらいね…
クラウドソーシング含め、オンラインの副業は顔が見えない分、責任感も希薄になりがちです。
やり取りしていた相手が、突然、音信不通になるのもよくあること。
なので、クライアントはまず「信頼できる人物なのかどうか」をプロフィールから見ています。
あなたが想像する以上に、文章からも人柄は透けて見えるもの。
自分は誠意ある対応ができることを、言葉や態度で表していきましょうね。
クライアントの求めるナレーション表現、声質ではない
あなたが宅録ナレーター案件に応募したとしても、クライアントの求める声質、表現ではない場合も。
クライアント側に「こんな声質で、こんな表現で」という明確なイメージがある場合、イメージに合わなければ採用されません。
- 男性
- 女性
- 中性的
- 高めの声
- 低めの声
- こんなナレーション表現ができる人
- ○○さんの声真似ができる人 など
正直、これは仕方ないですね…!
とはいえ、「選ばれるための努力」はできますよね。
現在、募集されている宅録ナレーター案件や、過去の募集案件から「需要」を探る。
- どんな案件がある?
- どんな声質が求められている?
- どんなナレーション?
需要をリサーチして、求められる声質や表現、ナレーター案件をしっかりと知ること。
ナレーション表現や声質にも、多少のトレンドはあるので、普段からチェックしておくのも大切ですね。
可能な範囲で、需要のある表現に寄せてみたり、ボイスサンプルの参考にしてみましょう。
クライアントの求める条件と合わない
あなたが宅録ナレーター案件に応募したくても、クライアントの求める条件と合わない事も。
クライアントの求める条件とは
- 納期
- 宅録の機材
- 納品形式
- 音声編集
- 返信(レスポンス)の早い人
- 指定、ルールに従ってくれる人
などですね。
私は以前「スタジオに準じた環境での収録ができる人」という募集要項を見たこともあります(汗)
例えばですが、こんな場合も、条件が合いませんよね。
即日、納品してほしい!
週末しか、宅録ナレーション収録できません…
クライアントの求める条件と合わなければ、なかなか選ばれづらいもの。
中でも「納期」が心配な方が多いのかなと思います。
副業で行なっている多くの宅録ナレーターさんは「自分のできる範囲」をしっかり伝えています。
- 稼働日
- 作業できる時間帯
- 連絡可能な時間帯
- 本業の有無
正直に、自分の状況を伝えてくれた方が、選ぶ側も助かるのですよね。
「自分のできる範囲で誠心誠意、対応します」という姿勢が大切かなと思います。
クラウドソーシングで、宅録ナレーターとして選ばれるには
クラウドソーシングで依頼するにも、私なら「そこそこうまい人に頼みたい」と思います。
- ある程度、知識がある
- ある程度、技術がある
- きちんと学んだ経験がある
こんな人に頼みたいのですよね。
えー、そうなの??
そう思ったあなたはぜひ、「クライアント」になって、選ぶ側を体験してみてください。
少額(1000円など)でいいので、ぜひ依頼してみて!
依頼するものは、何でもOKです!
- プロフィール用のイラストアイコン
- ヘッダー画像
- SNS用のイラストアイコン など
自腹を切って依頼するとなると「どうせお金を使うなら、損したくない、失敗したくない」と感じるはず。
予算内でできるだけ、こんな人を選ぼうとしませんか?
- 上手そうな人
- 実績がある人
- 信頼できそうな人
- ランクの高い人
クライアントも、今のあなたと全く同じ気持ちなのです。
じゃあ初心者、未経験じゃ、むりじゃん!
そう思う方は、申し訳ないけど、宅録ナレーターは向いていないかもしれません。
「じゃあ、どうやって知識を付けようか」「どうやってスキルを磨こうか」
そう考えて、自力でアクションを起こせる人こそ、宅録ナレーターに向いています。
実績ゼロだったとしても、こんな宅録ナレーターさんなら「掘り出し物見つけた!」と思いますよね。
- ボイスサンプルの内容がいい
- ナレーション、セリフがうまい
- 音質もきれい
- 信頼できそうなプロフィール
- ちゃんとした機材 など
私の元にいらっしゃるレッスン生さんも、初心者、未経験から案件を獲得されています。
きちんとしたナレーションスキルと、信頼を築く姿勢が大事なんですよね。
宅録ナレーターとして信頼を築くには
ちょこっと本音で、辛口でいきますね。
私は「本気です!」「真剣です!」「一生懸命やります!」という言葉を、あまり信用していません。
というのも、そう口にする人ほど、突然連絡がつかなくなったりするのですよね(苦笑)
ドライな発言だね…!
それなりにいろんな人と接してきて、得た教訓なの…!
悲しいけど、口だけなら何とでも言えてしまうのですよね。
本当に真剣な人は、行動で示します。
返信(レスポンス)を早くする。
副業で稼働時間が限られるなら、対応できる時間帯を書く。
日々、ナレーションのスキルや音質向上に努力する。
どれも、不可能なことではありませんよね?
地道な当たり前の事を、コツコツと重ねられる人が、信頼を築けるのだと思います。
クラウドソーシングで宅録ナレーター案件が獲得できない理由まとめ
いかがでしたか?
クラウドソーシングで宅録ナレーター案件が獲得できない理由はこちらです。
- 宅録したナレーションの音質がよくない
- 宅録ナレーターとして実力不足
- プロフィールが魅力的じゃない
- クライアントの求めるナレーション表現、声質ではない
- クライアントの求める条件と合わない
なんかこう、裏技とかないの??
裏技でラクしたい!って人は、結局どれも中途半端になって、遠回りになるよ〜。
おそらく「当たり前じゃん!」と思う内容ばかりだったかと思います。
その当たり前のことを、どこまでしっかりできていますか?という話なのですね。
「知っている」と「できる」は全くの別物です。
宅録ナレーターとして選ばれないからには、どこかが足りていないはず。
自分をできるだけ客観的に評価して、足りない部分を補っていきましょう。
「まずはクラウドソーシングで実績を作りたい!」という場合は、ぜひ参考にしてくださいね。
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