こんにちは♪おうちナレーターのchiharuです。
在宅ナレーターは、自分で音声を編集してから、納品することが多いもの。

音声編集ってどうやるの?
音声編集ソフトってどんなものがあるの??
この記事を読めば、音声編集の流れや、音声編集ソフトについて分かりますよ。
在宅ナレーターの音声編集とは

在宅ナレーターが行う音声の編集は主に「ノイズの除去」です。
- リップノイズ
- ペーパーノイズ
- サー・・・という雑音など
収録中に入ってしまった雑音を編集して、クリアな音声にして納品します。
とはいえ、音声編集ソフトは万能ではありません。

音声編集ソフトがあるから、ノイズが入ってもいいっしょ!

そういうスタンスでいると、あとで泣きを見るよ・・・!
ミキサーさん並に、プロフェッショナルな編集スキルがあるならともかく。
素人のつたない操作では、ノイズをうまく取り除けない場合も多々あります。
なるべくノイズが入らないよう収録することも大切ですよ。
音声編集ソフトを使うタイミング
音声の編集方法は大きく2つあります。
- 音声編集ソフトを立ち上げて、収録する
- 収録をすませてから、音声編集ソフトに音声を取り込む
どちらでもやりやすい方でOKです。
全体的な傾向としては、チェックしながら録音できるので、1の方が多いですね。

あれれれ??
収録した音声が取り込めないよ!?

そんな時は、音声の保存形式を確認してみて!
例えば、m4aだと読み込めなかったりするよ。
音声の保存形式は、互換性のある「MP3」形式が便利かなと思います。
クライアントが保存形式を指定してきた場合は、そちらに変換してくださいね。
Macの場合は「ミュージック」でMP3への変換が可能です。
(以前はiTunesで行えましたが、Macは現在、iTunesがないのでご注意ください!)
在宅ナレーターがよく使う音声編集ソフト

在宅ナレーターの方がよく使っている音声編集ソフトをご紹介します。
無料、有料ソフトのどちらを使うは、人それぞれです。
バリバリ仕事をしていても、「無料ソフトで十分」という方もいれば、「いやいや、やっぱり操作性と機能重視で有料ソフトでしょ!」という方もいらっしゃいます。
※無料ソフトは利用規約を確認の上、自己責任での使用をお願いします。
- Audacity
- Wave Padなど
- Adobe Audition
(単体プラン:月額2980円・税別)
ここで正直に打ち明けますが、私は技術屋さんではないので、編集作業が得意ではありません!(爆)

私が知らない神的な機能があるかもしれません!
詳しい操作方法についてはぜひ、他の方のブログ記事などで検索してみてください。
ここではあくまで「パソコン操作が苦手な人」視点での説明となります。
Audacity(フリーソフト)
私はまず、Audacityから始めました。
簡単な基本操作は、私レベルでも一日でほぼ使えるようになりました。
Audacityで主に使っていた機能はこちらです。
無音 | しゃべっていない時の雑音を消す |
ノイズの低減 | 音声の中にノイズが入った場合 |
修復 | 音声の中にノイズが入った場合 |
クリックノイズの 除去 | 音声の中にノイズが入った場合 |
切り取り (トリミング) | 不要な間をカット |
スペクトラム | リップノイズを探すのに使う |
しゃべっていない時のノイズは、無音で対処できます。

ただ、しゃべっている最中のリップノイズは、消すのが難しい・・・!
ノイズの低減は、表現そのものが薄まる事があるのがデメリット。
修復は、ごく限られた範囲のみなので、ちまちまと細かい作業が必要。
クリックノイズの除去は、いい感じに消えることもあれば、消えないことも。
正直、録り直した方が早いかも、と思いますね。
Adobe Audition(有料ソフト)
Adobe Auditionはリップノイズ除去がかなり楽です!
無音処理 | しゃべっていない時のノイズ |
スポット修復ブラシ (自動修復) | 音声の中にノイズが入った場合 |
ただ、自動修復でも、リップノイズが完全には取りきれないこともあります。
自動修復はおそらく「雑音らしきものを小さくする」機能。

完全に消せるわけではなく、多少残ってしまうこともあるかな〜
「サー」という環境音などは「ノイズリダクション」機能でノイズ除去できます。
全体の音質を保ったまま、除去できるのは便利だなと思います。
AudacityとAdobe Auditionを比べた結果
個人的な比較結果をまとめますと
Audacity | Adobe Audition | |
環境音など雑音 | ○ | ○ |
リップノイズ除去 | △ | ○ |
編集の使い勝手 | △ | ○ |
全体的な音質 | △ | ○ |
当たり前ですが、有料であるAdobe Auditionの方が、全体的に使い勝手は良くなっています。
Adobe Auditionは、録音途中で止めた時も、そのまま再開できるのが便利ですね。
Audacityで再開すると、新しいトラックになってしまうので、後からつなぎ合わせる必要が出てきます。

あとは、有料ツールならではのブランド力や、安心感!
有料であるAdobeなら、アピールポイントとして、プロフィールに書くことも可能です。
「Audacityでいいかな〜」と思っていた方が、Adobeに変更するのも良く見かけますね。
とはいえ、Audacityもそこそこ使えます。
「まずはやってみたい!」という方は、Audacityから始めるのも全然アリだと思いますよ。
音声編集するより、収録し直した方が早い!?

リップノイズに関しては、ちまちま編集するくらいなら、録り直した方が早いことも(笑)
延々とあーでもない、こーでもない、と音声をいじくると、時間もかかるし深みにハマります。
だったら潔く、録り直す!
分割して収録して、ベストなテイクを編集してつなげるのも一つの方法ですね。

思えば、プロの現場でもリップノイズは録り直しだったりしたなあ。
あくまで私の場合ですが、ナレーションよりも、セリフの方がリップノイズは入りやすいです。
セリフは感情が入る分、どうしてもリップノイズのコントロールが難しいのですよね。
ナレーションは俯瞰した視点で読むので、比較的コントロールしやすいなと思います。
在宅ナレーターの音声編集方法まとめ
いかがでしたか?
在宅ナレーターの音声編集は、ノイズ除去がメインです。
「音声編集ソフトなんて、難しそう・・・」と思ったかもしれませんが、慣れれば大丈夫です!
パソコン操作苦手な私がいってるんだから、間違いありません!(笑)
というか、世の中の大体のことは、慣れだと思っています。
ぜひ一度、音声編集にチャレンジしてみてくださいね。

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