こんにちは♪おうちナレーターのchiharuです。
今回は「宅録ナレーションに必要な機材」についてお話しします。
私がよくいただく質問の答えを、ぎゅぎゅっと詰め込みました!
まずはこの記事を見ていただければ、大体の事はわかるかと思います。
宅録ナレーションに必要な機材について、初心者さん向けに解説しますね。
宅録ナレーションに必要な機材とは?
宅録ナレーションに必要な機材ですが、最低限この4つがあれば可能です。
在宅ナレーターとしてスキルアップすると、他の機材を使うこともあります。
それぞれの機材について、ご紹介しますね。
宅録ナレーションに必要な機材①宅録用マイク
まずは宅録で、ナレーションを収録するためのマイクですね。
初心者さんなら、USB接続できるマイクが便利ですよ〜
マイクの詳しい説明、選び方については、こちらの記事でお話ししています。
(オーディオテクニカご担当者様に詳しく伺いました!)
宅録ナレーション、Androidスマホではできないの?
私の在宅ナレーターデビューは、iPhoneのボイスメモでの収録でした。
クライアントから「iPhoneのボイスメモでOKなので」と依頼されたのがきっかけです(もちろん、現在ではマイクで収録しています!)。
そのためか、この質問をいただくことが本当に多いのです。
Androidのスマホでは、宅録できませんか?
iPhoneを購入しないといけませんか?
正直に申し上げますと、「スマホ録音でOK」という案件は最近ではほぼないかなと感じます。
そしてスマホ自体はiPhoneでなくても大丈夫ですし、わざわざ購入する必要はありません。
また、Androidはメーカー、機種ごとにマイクの品質は様々なので「Androidでもできます」とは断言できないのですね。
おすすめの録音アプリもご紹介できません…!
私は、とあるアプリのカスタマーサポート業務をしていましたが、Android機種はマイク品質にかなりのバラつきがありました。
実際、Android録音を試したレッスン生さんからも、こんな声が。
- 録音すると、いつもザザザッ、などの音が入る
- 他の録音アプリを試しても改善しない
大抵のスマホ搭載マイクは、無指向性で周囲のノイズを拾いやすいので、よい音質にはなりづらいかなあと感じます。
宅録ナレーターとして報酬をいただけるお仕事をしたいなら、マイクの購入をオススメしています。
宅録ナレーションに必要な機材②パソコン
在宅ナレーターの宅録について、パソコンに関する質問も、よくいただきます。
パソコンがないと、在宅ナレーターはできませんか?
在宅ナレーターとして宅録をする際には、パソコンがあった方が断然、便利です。
- マイクをUSB接続
- 音声編集ソフトを使う
- ファイル形式の変更
- オーディオインターフェイスへ接続 など
surfaceやiPadなどタブレット端末も、結局使うのはソフトではなくアプリなので、パソコンの代わりにはならないかと思います。
(ガジェット系に詳しければ、やれない事もないかもですが、私は詳しくないので!笑)
スマホだけだとやっぱり厳しいの?
本格的に在宅ナレーターをやりたいなら、ちょっと厳しいかも。
お手頃でいいから、パソコンがあった方が何かと便利!
スマホだけだと、できる案件は限られる、というのが正直な感想。
ただ、「パソコンがないと、100%できない!」というわけでもありません。
- パソコンなしでできる案件はないか、とことん調べる
- お手頃なパソコンはないか検索
- 家族や友人に、少し借りられないか など
パソコンがなくても、在宅ナレーターはできないか、いろいろ方法を考えるのもひとつです。
パソコンそのものは、ハイスペックでなくても大丈夫です!
「音声もガッツリ編集したい!」という場合は、適したスペックのパソコンを使ってくださいね。
ちなみに私は、MacBook Airを使っていますが、問題なくお仕事できています。
USB Type-Cのみ対応なので、USB Typa-A、Bを挿せないのはデメリットですが、困る事は少ないですね。
- 差し込み口が少ない(2個)
- USB Typa-A、Type-Bを直接挿せない
iPhoneといろんなデータが共有できたり機能やスペックも安定してたり、何かと便利なのですよね。
宅録ナレーション、パソコン操作はどこまで必要?
あと、よくいただくのは、パソコンの操作に関する不安です。
パソコン操作も覚えないとですよね…
在宅ナレーターとして宅録する際、パソコン操作を、全て完璧にマスターする必要はありません。
- マイクでの録音
- 音声編集
- クライアントとのやり取り
- ボイスサンプル作り など
在宅ナレーターの宅録に必要な機能さえ使えれば、問題ないと思っています。
私ももともと、パソコンはほぼ操作できず、めちゃくちゃ苦手でした。
多分、今も使うべき便利な機能をほぼ使えていません…(笑)
でも、パソコン操作は慣れです!これだけは力強く断言できます。
- わからない
- 調べる
- やってみる
- できた!
ひたすら、これを繰り返すうちに、少しずつできる事が増えていきます。
最初から全て完璧にできる必要はないので、やりながら少しずつ覚えましょうね。
宅録ナレーションに必要な機材③音声編集ソフト
在宅ナレーターとして宅録をするなら、パソコンに音声編集ソフトを入れておくと便利です。
宅録ナレーションでは、ノイズ除去して、クリアな音声にした状態での納品がスタンダードです。
え!!なんか一気に難しそうな感じが・・・!
大丈夫!無料で使えるフリーソフトもあるよ〜
「音声編集ソフトを購入するのは、ハードルが高い!」という場合は、無料ソフトから始めるのもあり。
不要なノイズ、リップノイズを除去して、クリアな音声に整えていきます。
音声編集に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
それぞれの音声編集ソフトの詳しい使い方は、検索すればいろいろな解説が出てきますよ。
※フリーソフトをインストールする際は、利用規約などをご確認の上、自己責任での利用をお願いいたします。
※RXはバージョンが新しくなるごとに「RX9→RX10」など数が大きくなります。
※RXはAdvanceもありますが、個人で宅録をされている方はElements〜Standardを使用されている方が多い印象です。
宅録ナレーションに必要な機材④プリンター
クライアントからいただいた原稿は、必ず紙にプリントアウトします。
というのも、原稿チェックの際にいろいろ書き込むためには、紙が一番だから!
ただ、自宅にプリンターがないからと、わざわざ購入する必要はありません。
家にプリンターがないよー!
大丈夫!
コンビニでもプリントアウトできるよ!
スマホに専用アプリを入れれば、コンビニのプリンターでプリントアウトできます。
自宅にプリンターがなければ、ぜひ活用してくださいね。
あとは、Apple pencil対応のiPadで書き込むのもありですね(その他タブレット+対応ペンシルでもあり)。
宅録ナレーションの機材⑤モニターヘッドホン
宅録ナレーターをするなら、モニターヘッドホンがあった方が断然便利です。
- 収録しながら自分の声を聴く(ダイレクトモニタリング)
- 整音する際に、音声をしっかり確認する
というのも、収録した音声の聴こえ方が全然違うのですよね・・・!
普通のヘッドホンは音に色付けしていたりするので、ありのままの音を聴ける「モニターヘッドホン」がベストです。
収録しながら「あ、今、リップノイズ入ったな」とも気づけるのも便利。
プロの現場でもよく使われている、定番のモニターヘッドホンは、やっぱりSONYではないでしょうか。
ヘッドホン、絶対必要なの?
よりよい音質を追求するなら、絶対あった方がいいよ!
「ヘッドホン出力端子」のあるマイクなら、ヘッドホンとそのまま接続することも可能です。
例えば、オーディオテクニカのATR2100x-USBなどですね。
ヘッドホンは音漏れしないよう「密閉型」がおすすめです(開放型はNG)。
ヘッドホンの世界も奥が深くて、こだわり出すとキリがないので、ご注意くださいね(笑)
宅録ナレーションの機材⑥オーディオインターフェース
まずは、「オーディオインターフェースとは?」について。
在宅ナレーターとして「より良い音質で宅録したい!」と本格的なマイクを導入する場合、オーディオインターフェースが必要になります。
例えば、AT2035のコンデンサーマイクなどですね。
こういうマイクの場合、「XLR端子」になっているため、USBで直接パソコンに接続できません。
※購入する際は、必ず確認してくださいね!
じゃあどうやってパソコンに接続するか?というと、こうなります。
マイク
↓
オーディオインターフェース
↓
パソコン・ヘッドホン
アナログ信号 | 音声を変換 | デジタル信号 |
---|---|---|
マイクで 収録した音声 | オーディオ インターフェース | パソコン ヘッドホン |
マイクで収録した音声(アナログ信号)をパソコンで編集できる状態(デジタル信号)に変換するのが、「オーディオインターフェース」なのです。
役割としては「翻訳、通訳」と考えるとわかりやすいかもですね。
あとはマイクへの電力供給の役割も。
あれ?USBで直接接続できるマイクもあるよね?
USBマイクは、簡易的なオーディオインターフェースが内蔵されてるの。
宅録ナレーション初心者さんのうちは、簡単なUSBマイクがおすすめです。
よりステップアップする際の知識として「こういうものもあるんだなあ」くらいでOKですよ。
宅録ナレーションの機材⑦ポップガード、リフレクターなど
在宅ナレーターとして宅録する際は、反響やノイズ対策が必要です。
- ポップガード
- 吸音材のリフレクター など
特に、感度の高いコンデンサーマイクなら、ポップガードは必ず使用しましょう。
金属製のポップガードが人気ですが、声質によっても相性があるようですね。
ストッキングのような素材のポップガードだと、低音で響きのある声質だと、声のいい成分も吸収してしまうのだとか。
息が当たって、吹いてしまわないようにするんだね。
そうそう!とにかく余計なノイズを入れないのが大事!
リフレクションフィルターは、マイクの周りを吸音材を使ったフィルターで囲むもの。
小さいものよりも、ある程度ゴツいサイズの方が効果は高いです。
自宅での収録だと、部屋に声が響いてしまい、反響した声もマイクが拾ってしまいます。
吸音材のリフレクターを使うと、反響した声を拾わないので「声が変に響く感じ」が軽減されますよ。
あと有名なのは「アイボール」ですね!
ポップフィルターと反響音を抑える役割をまとめてやってくれます。
コンデンサーマイク用とダイナミックマイク用、どちらもあるので、マイクに合わせて選べます。
その他、反響しづらいよう、収録する部屋の環境を整えるのも大事ですよ。
宅録ナレーションに必要な機材、在宅ナレーターが使うアイテムまとめ
宅録でナレーションをする際、最低限、必要な機材はこちらです。
ステップアップすると、これらの機材を使うことも。
いろいろそろえないといけないんだ〜!
宅録でナレーションを始めるのに、最初から全てそろえる必要はありません。
- 仕事に慣れてきた
- 単価の高い案件が増えた
- よりよい音質を追求したい など
在宅ナレーターの仕事状況で、徐々にそろえたり、いいものに買い替えるのも全然ありです。
「こういうものもあるんだな〜」と参考程度に見ておいてくださいね。
宅録のナレーションでもどんな事でも、できる理由探しが大切です。
できない理由や言い訳は、いくらだって見つかります。
- マイクがないから・・・
- パソコンがないから・・・
- パソコンが使えないから・・・
- お金がないから・・・
- 忙しい、時間がないから・・・
厳しいようですが、言い訳をしているうちは何もできないし、前にも進めません。
まずはできる範囲から、少しずつはじめてみてくださいね。
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